11 0 0 0 IR 仙人の飲食

著者
大形 徹 Ohgata Tohru
出版者
大阪府立大学 人文学会
雑誌
人文学論集 (ISSN:02896192)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.1-41, 2018-03-31
著者
土屋 昌明 鈴木 健郎 大形 徹 横手 裕 二階堂 善弘 山下 一夫
出版者
専修大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、地域の道教と洞天思想との関わり、各地の宗教施設のネットワークを考察した。また、その歴史的な経緯を考察した。十大洞天のうち、赤城山・括蒼山・委羽山・終南山・林屋山・句曲山・青城山・王屋山を実地調査し、それぞれの道観の現状、景観や洞窟などの地理的特徴について調査した。その成果の一部は『洞天福地研究』として発行した。以上により、洞天について具体的な叙述が可能となった。
著者
大形 徹
出版者
大阪府立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

研究の概要、中国では戦国から秦漢にかけて、太陽・ロータス・鳥の図像が多く描かれるようになる。そのもとはエジプトにある。エジプトでは太陽信仰にもとづく再生復活観念が、太陽・ロータス・ハヤブサなどの図像を通して表現された。それらの図像は中国にも流入し、不死の仙薬や仙人という神仙思想を生み出す契機となった。当初の仙人は死者が復活する尸解仙と呼ばれるもので、エジプトのミイラの復活によく似ている。
著者
大形 徹
出版者
大阪府立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

中国の文様、雲気文は雲だとみなされてきた。しかしその初期のものは中央アジアのヘラ鹿等の角の形状に似る。ヘラ鹿は中央アジアの代表的動物である。その特徴は長くて大きな角にある。鹿の角は毎年、落ちてはまた生えかわる。このことが復活再生観念と結びつけられた。墓葬に描かれる鹿の角の文様は、死者があの世に生まれ変わることを助ける役割を担った。中国ではヘラ鹿類は少ないため、その文様は雲気とみなされるようになった。
著者
佐藤 大志 釜谷 武志 大形 徹 佐竹 保子 川合 安 林 香奈 柳川 順子 狩野 雄 山寺 三知 長谷部 剛
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

「楽府」とは、本来音楽を掌る官署の名称だったが、後に楽曲の歌詞の呼称となり、一つの詩体の呼称ともなったものである。本研究では、まず中国の魏晋南北朝隋唐期の諸テキストに見える「楽府」に関する言説資料を収集し、楽府研究の基礎資料を整理することを試みた。そして、この基礎資料の分析を通して、中国中世期に於ける「楽府」に対する認識の変容を明らかにし、そこから特に魏晋期の「詩」と「楽府」との関係、音楽と詩文との関係について考究した。
著者
大形 徹
出版者
大阪府立大学人文学会
雑誌
人文学論集 (ISSN:02896192)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.45-62, 1994-03-01

砂原教男教授停年退官記念
著者
坂出 祥伸 大形 徹 大庭 脩
出版者
関西大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1993

私たちは、上記の課題について、哲学・医学・古文字学の三方面から二年かけて研究した。私たち三名の研究者が毎週1回集まって(引書)を読み、その注釈と翻訳を行った。また私たちは2年間に5回の研究発表会を開いた。第1回1993年9月11日京大会館 猪飼祥夫「脈書」と「引書」の性格第2回1993年11月4日京大会館 工藤元男睡虎地泰簡「日書」に現れた治病・鬼神関係資料をめぐって第3回1994年10月22日近つ飛鳥博物館 永田英正 長城守備隊の勤務第4回1994年11月20日京大会館 大形徹 新出土資料より見る鬼と気の問題第5回1995年1月29日京大会館 坂出祥伸 出土医書にみえる自然リズムにもとづく治病・養生 大庭脩 武威早灘坡王杖簡冊の復原 以上の共同研究によって、私たちは以下のような新しい知見を得た。1)張家山出土<引書><脈書>には早くも、天・地の気の運動と人間の身体の気の運動とを同調させれば、長生が獲得できるという考えが説かれている。2)<引書><脈書>には、疾病の原因として、気の流れの不調が挙げられている。しかし、鬼による病因論は、これらの資料には見えない。3)馬王堆漢墓医書と同様に、張家山出土医書も、鍼による治療はまだ記述されていない。それらは灸による治療を記述しているに過ぎない。また、これらの資料には、十二経脈に関する祖型的記述は見えているが、しかし、それらはまだ五臓と関係づけられていない。
著者
大形 徹
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
no.18, pp.151-175, 1998-09

「茅」という漢字は「ちがや・かや」と訓まれる。植物学の分類によれば、カヤ(=ススキ、Micanthus siensis Anderss)とチガヤ(Imperata cylindrical (L.) Beanv)は異なる植物である。しかし古代の日本や中国では、しばしば混同されている。 茅(チガヤ)は典型的な魔除けの植物である。「茅は霊草をいう(『漢書』郊祀志上、顔師古注所引張晏)」と、茅には不思議な力が認められていた。日本では、端午の節句の時期にシメナワに茅と艾(ヨモギ)を結わえ、屋根に飾る風習がある。これは家屋に侵入しようとする悪鬼をしばりあげるためのものであろう。茅(チガヤ)は葉が矛の形に似る。また茅の葉は刃物の様によく切れる。「茅(ち)の輪くぐり」は輪をくぐることによって身についた悪鬼をそぎおとし、「茅(かや)葺き(カヤ=ススキ)」は屋根から侵入しようとする悪鬼をふせぐのだろう。また端午や夏至に食べる粽(チマキ=茅巻)は、茅(チ=チガヤ)で巻いたから、この名があるとされている。祇園祭のかざりチマキは門口にぶら下げられる。本来、正月のシメナワと同様の悪霊除けであったように思われる。