著者
前川 寛和
出版者
大阪府立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

マリアナ海溝西側に位置する前弧域には、海溝軸に沿って海山群が存在する。この海山群の岩石試料を用いて、沈み込み帯境界における地学現象を岩石学的側面から追求した。プレート境界では、沈み込むプレートがもたらした水を含む形質堆積物とすぐ上にあるマントルかんらん岩とが反応し、元素移動を引き起こす交代作用が生じていること、高温型の蛇紋石であるアンティゴライトを伴う蛇紋岩科作用が鉄に富む流体を生み出し、初生かんらん石の組成を改変するという特異な現象が起きていることを明らかにした。

言及状況

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こんな研究ありました:プレート沈み込み帯境界域における蛇紋岩化作用と交代作用(前川 寛和) http://t.co/F1zw1unWM0

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