著者
豊田 剛己
出版者
東京農工大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

もやし残渣の土壌施用がダイズシストセンチュウ(SCN, Heterodera glycines)に及ぼす影響をポット試験で評価した。もやし残渣を土壌に対して重量で1%施用すると、土壌中のSCNの二期幼虫の密度が2週間後には顕著に増加し、35日後には急激に減少していた。この結果から、SCN卵の孵化がもやし残渣中に含まれる孵化促進物質により促進され、孵化した二期幼虫が宿主植物不在下で餓死したと考えられた。もやし残渣を4回施用し、7週間後にSCN密度をリアルタイムPCR法で評価したところ、対照区ではSCNの密度が変化しなかったのに対し、もやし残渣施用区では施用前と比べて70%以上減少した。SCNの孵化促進効果はもやしの水抽出液でも見られ、部位別では根の部分に高い孵化促進効果が認められた。これらの結果から、もやし残渣の土壌施用は環境負荷の少ないSCN防除法であることが明らかにされた。もやし残渣をエダマメ移植の3週間前に土壌施用すると、効果的にSCN被害を軽減できることを圃場試験で確認した。問題点として、孵化促進は土壌温度25℃前後の時に限り見られるため、もやし残渣施用のタイミングが限定されることが挙げられた。

言及状況

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ユニークな研究 廃棄されるもやし残渣を使ってダイズシストセンチュウを防除しよう もやしに含まれる孵化促進物質でダイズシストセンチュウを強制的に孵化させて2週間程度で餓死に追い込むという環境にやさしい方法です https://t.co/TDClCucTJL #農業 #線虫
科研費ってよりJSTっぽい…。 RT @kakentter: こんな研究ありました:もやし残渣を活用したダイズシストセンチュウ防除法の開発(豊田 剛己) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/22580066
こんな研究ありました:もやし残渣を活用したダイズシストセンチュウ防除法の開発(豊田 剛己) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/22580066
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