著者
野田 百美
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

我々は、微量の分子状水素(水素ガス、飲水中 0.008 ppm)が神経保護作用をもつことをパーキンソン病モデルマウスで示したが(Fujita et al., PLoS One, 2009)、単にヒドロキシルラジカル消去剤としての抗酸化作用だけではなく、持続性の神経保護作用を持つことが示唆された。新たな作用メカニズムとして、シャペロン分子である熱ショックタンパク(Hsp) 72 の発現や、消化官ホルモン・グレリンを介した作用が示唆された。これらの結果は、水素水の慢性摂取による予防医学の解明に大いに貢献することが期待される。

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水素分子による神経保護の分子基盤解明 野田百美先生 九州大学, 薬学研究院, 准教授 https://t.co/6r6Zz5jZXJ 引用元: https://t.co/iOyzufTzJw https://t.co/sMaSgdu46Y
水素分子による神経保護の分子基盤解明 野田百美先生 九州大学, 薬学研究院, 准教授 https://t.co/xtAWbIoShL #酸化ストレス #神経保護 #パーキンソン病 #神経生物学 #水素分子 #神経疾患 #抗酸化作用 #消化管ホルモン #グレリン #予防医学 #視神経障害 #虚血 引用元 https://t.co/HNDMzyl8Y7 https://t.co/o5xY5bkGyv

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