著者
奥中 康人
出版者
静岡文化芸術大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

本研究は近代日本における西洋音楽と楽器の文化変容の事例研究の一つとして、長野県諏訪地域におけるラッパ文化に着目し、主に文献調査およびフィールドワークによって、その歴史と現在を明らかにした。幕末に軍隊の信号の道具として取り入れられたラッパは、明治期に日本各地の消防組の備品として広く普及した。ただし、その後の通信技術の発展によりラッパは形骸化したが、長野県においては戦後に「ラッパ隊」が音楽演奏団体として再編され、1980年代以降に「吹奏大会」が開催されたことで演奏技術水準が向上した。特に諏訪地方では消防団ラッパ隊が御柱ラッパ隊の直接の基盤となり、現在では民俗音楽として独特な文化を形成している。

言及状況

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ふと、ラッパ隊の起源が気になり調べたら、ちゃんと論文とかあるんだもんな。驚き。 長野県諏訪地方におけるラッパ文化の形成に関する研究(奥中康人) https://t.co/nlMDzxGyHl
「長野県諏訪地方におけるラッパ文化の形成」とかいう論文を読んでる。もう楽しみは来年を向くしかない。 https://t.co/yt0rRiuFcC
だいたいこんな感じらしいです https://t.co/pwUtsIlYsN https://t.co/tbgbroN52U
近代に入って軍隊の伝令手段として伝来した喇叭が、地域の消防団(これも前近代村落の若者組の色合いが指摘される)に受容されて、縄文巨木信仰に由来すると言われる諏訪信仰に取り込まれていった様とか、ダイナミズムしか感じない https://t.co/txh1AMRAaR

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