著者
辻 照彦
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

『ハムレット』の3種類のテキストのうち、Second Quarto (Q2)とFirst Folio (F)の間に見られる3行を超えるパッセージの異同に注目し、異同発生メカニズムの解明を試みた。First Quartoも含めたテキストの詳細な比較分析の結果、Fのみに見られるパッセージはFolioへの新たな加筆ではなく、Q2の基になったマニュスクリプトに存在していた可能性が高いこと、そして、現在までに提出されてきた作者改訂説は、シェイクスピアがQ2をFのように改訂したと考えられるほど説得的でないことを明らかにすることができた。

言及状況

Twitter (1 users, 3 posts, 0 favorites)

こんな研究ありました:『ハムレット』のテキストにおけるパッセージレベルの異同に関する研究(辻 照彦) http://t.co/V2nlatmy5f
こんな研究ありました:『ハムレット』のテキストにおけるパッセージレベルの異同に関する研究(辻 照彦) http://t.co/V2nlat5v3f
こんな研究ありました:『ハムレット』のテキストにおけるパッセージレベルの異同に関する研究(辻 照彦) http://t.co/V2nlat5v3f

収集済み URL リスト