- 著者
-
奥田 昌明
- 出版者
- 千葉県立中央博物館
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2011
琵琶湖の堆積物を分析し、モダンアナログ法を用いて化石花粉(%)を古気温(℃)に定量変換することによりMIS1~MIS11間氷期の古気温を復元した。MIS5eおよびMIS11は、気候状態が現在と似ていることから温暖化後の地球のアナログとみられる。このMIS11(43万年前)において本研究では、琵琶湖が今の和歌山県南部くらいの暖かさにあったことを突きとめた。具体的には、7千年前の気候最適期に対して+1~1.5℃、300年前の産業革命前と比べて+1.5~2.5℃の温暖環境となる。これは100年後の気温上昇と比べるとやや足りないが、今後のCO2削減努力いかんでは100年後の地球のアナログになり得る。