著者
松浦 稔
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

食事は炎症性腸疾患(IBD)における有力な環境因子の1つである。腸内細菌は腸炎の発症および慢性化に重要な役割を果たし、鉄は細菌の増殖・生存および毒性維持に必須である。IL-10KOマウスに鉄含有量の異なる食餌を与えた結果、鉄制限食群で組織学的腸炎の軽減と炎症性サイトカインの発現低下を認めた。また盲腸内の腸内細菌数は両群間で有意差を認めず、腸内細菌叢の組成に差を認めた。in vitroの検討にて、鉄負荷を受けたE.coliはJ774細胞内におけるsurvivalが延長し、炎症性サイトカイン産生も有意に高かった。以上より、鉄は腸内細菌叢の組成と毒性変化を介してIBDの病態に関与することが示された。

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鉄は腸内細菌叢の組成と毒性変化を介してIBDの病態に関与することが示された。 KAKEN — 研究課題をさがす | 炎症性腸疾患における増悪因子としての鉄の役割-腸内細菌および鉄関連分子からの解析 (KAKENHI-PROJECT-23590940) https://t.co/pum5q8rjNq

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