著者
下野 孝一 江草 浩幸
出版者
東京海洋大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

われわれは被験者が窮屈な姿勢を取ったとき、頬に触っているのが手なのかと足なのか、という感覚が混乱する可能性があることを発見した。窮屈な姿勢とは、床に座り、足を平行より少し開き気味にして、足(あるいは手)で頬を触ることである。このような状態で、頬を触っているのが手なのか、足なのかの確信度を聞くと、床には座っているが体を折り曲げない場合に比べ、全体の8割近い観察者が、手が触っているか足が触っているかの確信度が低下した。この結果は触覚の新しい錯覚現象である。

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こんな研究ありました:姿勢が触定位に及ぼす影響:姿勢による身体像の変化(下野 孝一) http://t.co/yU9d8NmMgU

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