著者
下原 美保 髙岸 輝 江村 知子 佐藤 公則 山崎 剛
出版者
鹿児島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の目的は、科学的手法によって住吉派作品における古典編集の在り方を解明することである。その第一ステップとして、ハフ変換による画像のパターン分析方法を確立し、絵巻に登場する建築物の斜角を検出した。対象とした作品は「石山寺縁起絵巻」(鎌倉時代・室町時代・江戸時代)、「春日権現験記絵」(高階隆兼 鎌倉時代)、「元三大師縁起絵巻」(住吉具慶 江戸時代)等である。三者を比較した結果、「元三大師縁起絵巻」は、前二者より斜角に大きな差が見られた。同絵巻が古典作品の様々な場面を引用し、編集して制作されたことに起因すると考えられる。

言及状況

Twitter (1 users, 5 posts, 1 favorites)

こんな研究ありました:住吉派の事例にみる古典受容の在り方の解明-画像のパターン分析を中心に-(下原 美保) http://t.co/lUR3tLeKtz
こんな研究ありました:住吉派の事例にみる古典受容の在り方の解明-画像のパターン分析を中心に-(下原 美保) http://t.co/URHA7TIVAQ
こんな研究ありました:住吉派の事例にみる古典受容の在り方の解明-画像のパターン分析を中心に-(下原 美保) http://t.co/URHA7TIVAQ
こんな研究ありました:住吉派の事例にみる古典受容の在り方の解明-画像のパターン分析を中心に-(下原 美保) http://t.co/URHA7TIVAQ
こんな研究ありました:住吉派の事例にみる古典受容の在り方の解明-画像のパターン分析を中心に-(下原 美保) http://t.co/URHA7TIVAQ

収集済み URL リスト