著者
村井 源 森井 順之 二神 葉子 皿井 舞 菊池 理予 江村 知子 今石 みぎわ 久保田 裕道 山梨 絵美子 田良島 哲 岡田 健
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.238-245, 2014-05-24 (Released:2014-12-01)
参考文献数
10

東日本大震災後に行われた文化財レスキューの概要を, 活動記録のテキストを計量的に分析するアプローチによって抽出した. 出現語彙のうちで活動内容・文化財・被害状況の三つに対応するものを計量し, 文化財レスキュー活動の時系列的な変化を明らかにした. 被災後にも被害状況と必要な対処は刻一刻と変化していくため, その特徴を踏まえて防災活動や今後の対策を行うことが必要である.
著者
下原 美保 髙岸 輝 江村 知子 佐藤 公則 山崎 剛
出版者
鹿児島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の目的は、科学的手法によって住吉派作品における古典編集の在り方を解明することである。その第一ステップとして、ハフ変換による画像のパターン分析方法を確立し、絵巻に登場する建築物の斜角を検出した。対象とした作品は「石山寺縁起絵巻」(鎌倉時代・室町時代・江戸時代)、「春日権現験記絵」(高階隆兼 鎌倉時代)、「元三大師縁起絵巻」(住吉具慶 江戸時代)等である。三者を比較した結果、「元三大師縁起絵巻」は、前二者より斜角に大きな差が見られた。同絵巻が古典作品の様々な場面を引用し、編集して制作されたことに起因すると考えられる。