著者
菊池 勇夫
出版者
宮城学院女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

江戸時代の東北地方は何度か大きな飢饉を経験している。天保の飢饉はその一つである。本研究では被害の大きかった三つの藩、すなわち仙台藩、八戸藩、秋田藩をおもに取り上げた。飢饉の現実に迫るために、飢饉下における人々の生活困難と生命危機について、全体的な考察を行った。具体的には、米価高騰、米騒動、逃亡、乞食、飢え死に、流行病、などといった問題である。さらに、飢饉の記憶や教訓についても検討を加えた。

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KAKEN — 東北地方の天保の飢饉を中心とした非常態と飢饉の記憶に関する研究 https://t.co/1Ez9J3oiyH  「江戸時代の東北地方は何度か大きな飢饉を経験している。天保の飢饉はその一つである。…」

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