著者
久保田 哲也 篠原 慶規
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

強い地震の場合には森林斜面の崩壊が予想されるが、その場合の森林地上荷重および根系の影響を明確にし、山地斜面の安定に対する地震時の森林の影響を明らかとした。同時に、地震後の強雨が森林斜面安定に与える影響、つまり、震後の強雨時における、地震動および地震で生じた亀裂や森林の影響とその影響の持続期間を解明し、崩壊危険箇所調査や警戒・避難など災害対策に応用できる崩壊発生危険雨量=警戒避難基準雨量も明確とした。さらに、地球温暖化にともなう豪雨の増加が心配されており、地震振動の基準雨量への影響を比較検討し、警戒避難システムの改良を考える上で有意義な成果を得た。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな研究ありました:森林が地震時の山地崩壊発生に及ぼす影響の研究(篠原 慶規) http://t.co/cGSFgR60oP

収集済み URL リスト