著者
北村 達也 伊藤 仁 蒔苗 久則 齋藤 毅 網野 加苗 竹本 浩典
出版者
甲南大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では,話者の声質の多様性を生み出す身体的な基盤について,生体観測技術と数値音響解析技術を用いて検討を行い,以下の成果を得た.(1) 発話運動の形態と動態を3次元MRI同期撮像法により計測し,対応する音声と組み合わせ,データベースを構築した.(2) このデータベースに基づいて発話器官のモデルを開発した.(3) 声質への寄与が大きい鼻腔・副鼻腔の音響特性を解析した.(4) プロの物真似タレントの物真似発話時,および声優の発話時の声道形状を観測し,声質の多様性を生み出す原理を調査した.(5) 磁気センサシステムのセンサを改良し発話への影響を軽減するセンサを開発した.このセンサは市販されている.

言及状況

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平均声道モデルに基づく声質の多様性の身体的基盤に関する研究 https://t.co/zZkgsHtuw3 物真似タレントの舌の形状が興味深い>“図 7(c)の舌形状は極めて特徴的で,一般的な発話にはほとんど現れない”“せばめを作りつつ口腔後方に大きな空間を作り出している.この物真似タレントが独自に会得したテク”

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