著者
野崎 剛一
出版者
長崎大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

鶏卵の輪郭を観察すると卵の左右に差が生じていることが観察される。鶏卵の左右回転方向が雌雄に大きく関与しているという仮説を立てた。卵の歪み計測で卵の捩れを検出するために、卵の全輪郭を捉える3台のカメラ構成による計測システムを考案した。卵の捻れ方向を解析すると、卵の歪みや傾きは、振り子の強制振動と同じリミットサイクルと酷似している。この特性は、卵の回転方向が雌雄で逆、つまりメス卵は右に回転し、オス卵は左に回転しているものと想定される。3面撮影のプロトタイプシステムの構築と検証を行い、実現すれば、採卵鶏種のオスひな殺処分問題の解決につながり、鶏卵を孵化前に食料、ワクチン開発の需要に使える道が開ける。

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日本のレイヤー孵化前雌雄鑑別研究 https://t.co/sj7oAMHIK5
@Ay4D3wCMeY78m96 ②は既存技術です。簡易化が鍵でしょうね。 ①はドイツの注目されてるやつ ③はいまどうなってるのやら… 日本の研究です https://t.co/a4cCBCquSy
”実現すれば、採卵鶏種のオスひな殺処分問題の解決につながり、鶏卵を孵化前に食料、ワクチン開発の需要に使える道が開ける。”https://t.co/WpmZMSM2y8 https://t.co/IQwI1cgpz0
卵の殻の形状から雌雄判別 科研費での論文になってら。 判別は出来るが、論文時点では時間が掛かり過ぎて実用性が無い。感じ? https://t.co/lERpmUU6s0

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