著者
橋本 貴美子 森本 繁雄
出版者
慶應義塾大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

フランスとポーランドで起こったTricholoma equestreによる中毒事故は、致死的な横紋筋融解症を引き起こした。この原因物質を研究するために、材料となるキノコの入手が可能かどうかを調べた。日本ではT. equestreはキシメジ(T. flavovirens)と同一とされるが、キシメジと食菌シモコシ(T. auratum)の区別が曖昧であり、他にも類似した菌が分布しているため、同定は混乱を極めている。調査の結果、キシメジ、シモコシ、カラキシメジ(T. aestuans)の3種をきちんと同定することが重要であり、宿主植物、発生時期、味等で分別可能であることがわかった。

言及状況

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科研費の報告書 https://t.co/EKEdSNjZoR
ネット検索しても、結局この子実体の正体は不明だったが、キシメジ、シモコシ、カラキシメジの記事「科学研究費助成事業 研究成果報告書」がとても興味深いと思った。 https://t.co/e6FUuJ5hjp https://t.co/2uxy7Kps2l

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