著者
姜 濱
出版者
大阪芸術大学
巻号頁・発行日
2008

背のタイトル: ドキュメンタリー映画『若き中国朝鮮族』の監督及び製作技術研究と香港娯楽映画 (アクション映画) の理論研究
著者
多田 純一
出版者
大阪芸術大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2012-08-31

本研究は、日本人としてはじめてピアノリサイタルを行い「ショパン弾き」と呼ばれた澤田柳吉(1886-1936)の音楽活動について調査し、彼の音楽活動の意義を考察した研究である。各機関が所蔵する明治期から昭和初期の音楽雑誌、遺族所蔵の資料、出版譜、手稿譜、音源資料(SPレコード)、ピアノロール、コンクールの審査記録、海外(台北およびサンフランシスコ)における活動記録といった幅広い資料から、彼の音楽活動が洋楽受容の黎明期においてパイオニアとしての役割を果たしていたことが明らかになった。研究成果は論文2件、研究発表3件、レクチャーコンサート3件、著書1件、CD制作1件として発表した。
著者
原 一男
出版者
大阪芸術大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

大阪泉南地域のアスベスト被害の実態と「泉南アスベスト国家賠償訴訟」の経過を2007年から2015年にわたって取材撮影し、ドキュメンタリー映画として制作。撮影テープ:500余時間。撮影場所:泉南市、阪南市、岸和田市、堺市、大阪市、東京都、韓国等。撮影対象:原告、遺族47名、支援者15名、弁護団16名、医師・学者3名、計80余名。2016年2月『ニッポン国泉南アスベスト村 劇場版 命て なんぼなん?』(134分)を完成。2月9日完成試写会を大阪芸術大学映画館で開催。2月13、27日東京・シネマヴェーラ渋谷「原一男監督特集」で特別上映。秋に大阪で自主上映後、東京で劇場公開。国際映画祭に出品予定あり。
著者
犬伏 雅一
出版者
大阪芸術大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

ピクトリアリズムの再吟味によって、それが多層的な運動であり、様々な要素から形成されていることが明白になった。その一つの要素が、たとえばストレートフォトグラフィーに依るスティーグリッツの写真行為と深く関わっていることは確かであるにしても、この運動が、たとえば、F・H・デイの写真行為のような別の系、可能性を内包していたことも明白にされた。彼の印画形成のポエティクスに対する分析は、他のピクトリアリストの写真行為の再考を要請するが、より重要なことは、近代の視覚体制の危機に関する新しい研究の可能性が開かれたことである。