- 著者
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後藤 敦史
- 出版者
- 大阪観光大学
- 雑誌
- 研究活動スタート支援
- 巻号頁・発行日
- 2013-08-30
1855年に来日したアメリカ北太平洋測量艦隊に注目し、19世紀中葉における日本開国の国際的意義について、北太平洋という空間軸のなかで再検討する研究を実施した。本研究を通じて、アメリカ合衆国がペリー艦隊と、北太平洋測量艦隊、および後者の補完事業として派遣した測量遠征隊によって、日本列島を含む北太平洋の科学的情報を収集していったこと、また、これらの一連の測量に対応するかたちで、欧米諸国の測量活動に対する徳川幕府の外交姿勢も変化していったことが明らかとなった。以上の研究成果をうけ、今後は欧米諸国の日本測量の特質と日本側の対応について、通時的に検討することを目指したい。