著者
吉井 邦恒 大山 達雄 長谷部 正 勝又 健太郎 長友 謙治
出版者
農林水産省農林水産政策研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

地域インデックスタイプの収入保険については、①収量と価格の両方が負の相関をもって変動する状況下では、収量保険に比べて保険金の支払いが少なくなるものの、収量と価格の両方が下落する年には、収入の大幅な低下を緩和すること、②価格が低下傾向にある状況下では、収量と価格の相関関係が小さい地域における支払いが特に大きくなることから、その制度設計に当たっては、収量と価格の相関関係に留意した保険料率の設定が必要であることを明らかにした。