著者
胡 振華 西脇 隆夫
出版者
The Chinese Linguistic Society of Japan
雑誌
中国語学 (ISSN:05780969)
巻号頁・発行日
vol.1982, no.229, pp.111-127, 1982

維吾尓語, 哈薩克語, 柯尓克孜語都属阿尓泰語系突厥語族。為了比較它們的導同, 并从中帰納出語音対座規律。我們編了這《維吾尓語, 哈薩克語, 柯尓克孜語詞匯》。 本《詞匯》从常用詞中選了562個, 皆以国隊音標標音。為了排印方便, 我初使用a代表 [a], 使用〓代表接近于后元音, 次高元音, 展唇元音 [Y] 的那个元音音貭。柯語中的長元音用単元音后加 [:] 表示。<br>為了便于査找,《詞匯》后面附着日語索引。
著者
飯田 真紀
出版者
The Chinese Linguistic Society of Japan
雑誌
中国語学 (ISSN:05780969)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.254, pp.143-163, 2007

本稿は広東語の文末モダリティ助詞a3及びwo3の意味機能を主に論じたもので、その際に〈声〉と〈情報〉という対立概念を提出し、その有効性を他の文末助詞の分析においても証明しようというものである。 本稿はまず、a3とwo3の文末助詞体系における位置付け並びに文法的振る舞いから、その意味機能が発話 (utterance) の聞き手への (一方的) 発信伝達であることを導き出し、両者の違いはそれらが発信伝達する発話の種類が、a3は〈声〉、wo3は〈情報〉であると結論付けた。さらに、a3やwo3と音形式が類似する別の文末助詞a4、wo4、a5、wo5の意味機能分析にも〈声〉と〈情報〉の対立が応用できることを論じた。