著者
金丸 競
出版者
The Society of Fiber Science and Technology, Japan
雑誌
繊維素工業 (ISSN:18842283)
巻号頁・発行日
vol.7, no.6, pp.149-157,33, 1931

原料棉花中には (1) 著しく粘度を低下する (2) フェーリング液に對し大なる還元性を示す (3) メチレンブリウ色素に對し大なる親和力を有する三種の非纎維素分含有されそれ等は何れも苛性曹達溶液内煮沸に依りては完全に除去されず夫々その除去の時間的經過の状況を異にするものである。標準纎維素の調製法として木綿纎維の規準となるべき處理法は之を定めることが困難である研究者はその研究の目的とするところ之從つて適宜な處理を施すべきである。<BR>標準纎維素は米棉を原料とし (化學的には埃及棉及印度棉に比し優秀である) 1%苛性曹達溶液を用ひ13時間煮沸處理 (この時間にて銅價及メチレンブリウ價は略最低に達し上昇せる粘度-煮沸處理中粘度は一度低下し7-8時間にて最低値に達し再び上昇する-はこゝに於て略極大値に達する) 次である標準方法に準じ水洗精製したものである。
著者
戸倉 清一 西 則雄 西村 紳一郎 ソモリン オイン
出版者
The Society of Fiber Science and Technology, Japan
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.39, no.12, pp.T507-T511, 1983
被引用文献数
25

キチン及び化学修飾したキチン誘導体を繊維化し,それらのひっぱり糸質及びリゾチームに対する受容性を調べた。部分脱アセチル化キチンの繊維は特に湿強度の点で最もすぐれていた。一方,カルボキシルメチル(CM)基やジヒドロキシプロピル(DHP)基のような親水的なアルキル基を導入すると繊維強度は低下したが,リゾチーチの作用は受け易くなった。また, N-アセチルグルコサミン残基のC<sub>6</sub>水酸基を修飾する限り,かさ高いアルキル基を導入してもリゾチームの作用を受け易くなる事がわかった。顕微鏡による観察で,リゾチーム受容性の増大は繊維表面の親水性増加によりおこる事が明らかとなった。
著者
金綱 久明
出版者
The Society of Fiber Science and Technology, Japan
雑誌
繊維と工業 (ISSN:18842275)
巻号頁・発行日
vol.3, no.10, pp.670-676, 1970-10-15 (Released:2009-03-27)
参考文献数
99
著者
通事 孝作
出版者
The Society of Fiber Science and Technology, Japan
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.62, no.8, pp."P-249"-"P-252", 2006-08-10
著者
甲本 忠史
出版者
The Society of Fiber Science and Technology, Japan
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.65, no.8, pp."P-269"-"P-271", 2009-08-10
被引用文献数
1