著者
榎田 翼 若槻 尚斗 水谷 孝一
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.J96-A, no.5, pp.197-204, 2013-05-01

本論文は,金管楽器において吹鳴圧力に加え唇のアパチュアを変化させたときの吹鳴音高を計測することで,吹鳴圧力とアパチュアが吹鳴音の音高に与える影響を明らかにすることを目的とする.具体的にはアンブシュア可変機構を有する人工吹鳴装置を用いて,吹鳴圧力とアパチュアの大きさを制御しながら吹鳴音の計測を行った.結果として吹鳴圧力とアパチュアの相互関係により励起される吹鳴音の周波数が決定されることを確認した.また,アパチュアの大きさを徐々に大きくしていく場合と小さくしていく場合では吹鳴音の周波数が遷移するアパチュアの大きさが異なるという結果が得られた.更に,アパチュアを小さくすれば吹鳴音の周波数が高くなるという奏者の見解とは逆に,人工吹鳴においてアパチュアを大きくしたときに吹鳴音の周波数が高くなるという興味深い結果が得られた.

言及状況

Yahoo!知恵袋 (1 users, 1 posts)

【1】しくみは基本的に同じです。 ("基本的"というのは実はミソで、"できりゃOK"・"結果オーライ") 自動演奏システムは、機械システムとして下の様に人での仕組みと対応してます。 ・人間の顎 ⇔ 人工唇_人工口顎部装置 ←"ero"でない。”人工”・”口顎”。 ・呼吸器官 ⇔ 人工肺_送気システム ・指の役割 ⇔ 人工関節_移動機構 ●お腹の支えがないじゃないのさ? という声 ...

Twitter (4 users, 4 posts, 2 favorites)

「トランペットの吹鳴における唇のアパチュアの大きさが音高に与える影響」 1650円でこのような論文が売っておりました。 https://t.co/aDMfFtv3be
アシモくんかな? https://t.co/BB5bUaXyxT "人工吹鳴においてアパチュアを大きくしたときに吹鳴音の周波数が高くなるという興味深い結果が得られた" 榎田ほか (2013) 電子情報通信学会論文誌 お金払わないと中味読めない。
これおもしろそう >< : トランペットの吹鳴における唇のアパチュアの大きさが音高に与える影響 http://t.co/dV9HXTFB5D

収集済み URL リスト