著者
越前屋 勝 三島 和夫
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1252-1256, 2007-07-10

ポイント ●睡眠覚醒リズム障害は生体時計の調節障害に基づく病態と考えられる. ●受診頻度が比較的高いのは睡眠相後退症候群と非24時間睡眠覚醒症候群である. ●頭痛・倦怠感・疲労感・食欲不振といった身体症状や抑うつ症状を伴うことが多い. ●睡眠覚醒のパターンを把握するためには睡眠日誌の記載が必要である. ●不登校や出社拒否といった社会心理的要因との鑑別が困難な場合も少なくない.

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睡眠と覚醒は,覚醒中に蓄積した疲労を回復するための休息(恒常性維持機構)と,生体時計(体内時計)が刻む約 24時間周期の概日リズム 維持機構の 2つの生理学的側面によって調節されている https://t.co/eEWXz2oCd5
"DSPS(睡眠相後退症候群)やNon-24(非24時間睡眠覚醒症候群)は、夏期休暇などで生活が不規則になったり、夜型の生活をしているうちに睡眠覚醒リズムが乱れるようになり,新学期が始まっても元に戻すことができず、登校できなくなったという形で発症することが多い。" https://t.co/wJG8xCGRhS
"睡眠と覚醒は,覚醒中に蓄積した疲労を回復するための休息(恒常性維持機構)と,生体時計(体内時計)が刻む約 24時間周期の概日リズム 維持機構の 2つの生理学的側面によって調節されている" https://t.co/wJG8xCGRhS
"睡眠覚醒リズム障害でなくとも社会とのかかわりが乏しい生活がみられる場合、睡眠後退症候群のような睡眠覚醒パターンになることがある。回避傾向、協調性の欠如、ストレス耐性の低さなどの性格傾向を認めることが多く診断に迷う場合も少なくない(https://t.co/wJG8xCGRhS )" https://t.co/91BYQN8dA6

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