著者
コマロフ アンソニー 高橋 良輔 山村 隆 澤村 正典
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.41-54, 2018-01-01

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)は6カ月以上持続する疲労感,睡眠障害,認知機能障害などを生じる疾患である。ME/CFSは自覚症状により定義されているため疾患概念そのものに対する懐疑的意見もあるが,近年の研究では神経画像,血液マーカーの解析,代謝,ミトコンドリアなどの研究でさまざまな客観的な異常が報告されている。特に脳内外での免疫系の活性化がきっかけとなり,炎症性サイトカインが放出されることで病気が発症する可能性が指摘されている。この総説ではME/CFSについての客観的なエビデンスを中心に解説する。

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Neurologic Abnormalities in Myalgic Encephalomyelitis/Chronic Fatigue Syndrome: A Review 2018/1/1 https://t.co/rRAiICaE9w
【特別寄稿】筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群における神経学的異常 (BRAIN and NERVE 70巻1号) | 医書.jp https://t.co/dGDb38N0SX
[特別寄稿] 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群における神経学的異常 Anthony L Komaroff, Ryosuke Takahashi, Takashi Yamamura, Masanori Sawamura BRAIN and NERVE-神経研究の進歩 70 (1), 41-54, 2018 https://t.co/MPS73bwC80
【特別寄稿】#筋痛性脳脊髄炎 / #慢性疲労症候群 における神経学的異常 コマロフ アンソニー先生 高橋 良輔 先生 山村 隆 先生 澤村 正典 先生 https://t.co/2r6hC6xGXk #免疫活性化 #炎症 #サイトカイン #感染性因子 #エネルギー代謝異常 #酸化ストレス https://t.co/gsl0tYc7x4

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