著者
奥田 泰久
出版者
メディカル・サイエンス・インターナショナル
雑誌
LiSA (ISSN:13408836)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.246-254, 2018-03-01

●Summary第4子を分娩する予定の産婦が,無痛分娩のために施行された硬膜外麻酔の直後に容態が急変し,結果的に母子ともに死亡した。家族が,人的物的体制が不十分な状況で患者に硬膜外麻酔を施行したために合併症の呼吸不全が生じたにもかかわらず,早期に適切な呼吸管理及び全身管理処置をとらなかった過失があるとして病院に損害賠償請求を行ったが,裁判所は家族の訴えを退けた。

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