著者
沢村 正義 鈴木 悟 小原 典子 佐藤 美夢 東谷 望史
出版者
公益社団法人 日本アロマ環境協会
雑誌
アロマテラピー学雑誌 (ISSN:13463748)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.39-47, 2016-09-30 (Released:2016-09-30)
参考文献数
44

本研究は,精油の安全使用に関するアロマテラピー情報を提供することを目的として,光毒性をもつフロクマリンの定量分析を行ったものである。ガスクロマトグラフィー-質量分析(GC-MS)において,内部標準としてp-クロロベンゾフェノンを使用し,また選択イオンモニタリング(SIM)モードで分析を行った。光毒性をもつソラレン,キサントトキシン,ベルガプテン,イソピムピネリン,そしてクマリン類の一種で光毒性のないオーラプテンの正確な一括分析法を確立するために9種類の質量イオンを選択した。分析した116種類の市販精油のうち,フロクマリンはセリ科およびミカン科の精油試料で,それぞれ4種類,9種類検出された。一方,オーラプテンは6種類のミカン科精油で検出された。

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アロマテラピー学雑誌も併せて読むのもおすすめです! https://t.co/bxyq3MB2YL https://t.co/aMW8VCVz8n
@naomillion_ @kumi_aesthetica IFRA基準を満たしていれば問題無さそうですね! ただ、フロクマリン類は結構沸点高めなので、個人で精油を利用する際は、フロクマリン類フリーのように記載された製品を購入した方が良さそうですね。 https://t.co/cslEhn8ORz
@Rosa_centifolia 手元に専門書ないけど柑橘系精油ざっくり横断的に眺めるのこれ良かった。 精油中のフロクマリン類分析 沢村正義 ,鈴木 悟 ,小原典子 ,佐藤美夢 ,東谷望史 アロマテラピー学雑誌 Vol. 17, No. 1, 2016 https://t.co/yGObMmWzK4
https://t.co/S34amrnpsc あるかなあと思って雑に掘ってみたら論文が出てきた。
@7uvulite https://t.co/6LKw7lX9fa ポピ?
@_hni @sala031201 なるほど。 たしかに文献見てみたらその2つは問題とされる成分の一つであるベルガプテンの量多いや(精油)。 https://t.co/cUbCYjREpb
精油中のフロクマリン類分析 https://t.co/loNMbreyV7 この辺の化合物に光毒性があることは、知ってる人は知ってるお話のようである。

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