著者
高橋 伸夫
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
pp.0200515a, (Released:2020-05-30)
参考文献数
92

1990年代以降、日本でも経営・組織のシミュレーション研究が行われるようになってきた。本稿は、研究者間の関係も重ね合わせて、1990年代以降の日本の経営・組織のシミュレーション研究をレビューする。世界の研究の潮流は、シミュレーションの結果だけを、多くはメタファーとして引用するというものである。しかし、日本の一連の研究は、それとは異なる次のようなユニークな研究群である:(1) 既存モデルを批判的に検証した上で、(2) 自分でもシミュレーションを実施し、(3) シミュレーションの結果が実際に存在するのか現実の調査データで検証する。こうした研究がシミュレーション研究の可能性を切り開く。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (14 users, 21 posts, 35 favorites)

2日目学会賞セッション10/n 1990年代にシミュレーションが盛り上がった時があった https://t.co/DSdw4OHIcx 面白い研究もあった。 ただ、やっこー研究(=やったら、こうなった研究)が多くて、その後、嫌厭されたという印象もある 最近、シミレーションが復活しているイメージ #組織学会大会2021
J-STAGE Articles - 日本における組織のシミュレーション研究 https://t.co/wuKWQFTSgM https://t.co/XEzFn9wUMB
19巻3号<研究ノート>日本における組織のシミュレーション研究, 高橋伸夫 https://t.co/bljhiReGQ8
『赤門マネジメント・レビュー』新規コンテンツをJ-STAGEにて早期公開いたしました! <研究ノート>日本における組織のシミュレーション研究, 高橋伸夫 https://t.co/bljhiReGQ8

収集済み URL リスト