- 著者
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岡田 唯男
- 出版者
- 一般社団法人 日本アレルギー学会
- 雑誌
- アレルギー (ISSN:00214884)
- 巻号頁・発行日
- vol.61, no.11, pp.1623-1630, 2012-11-30 (Released:2017-02-10)
- 参考文献数
- 51
学会や専門医の考える理想のアレルギー疾患の診療は,一般的に存在するエビデンス-診療ギャップにより,十分患者に届いていない可能性がある.その理由としてエビデンス・パイプラインにあいた穴としての7つのAが存在し,その穴を塞ぐために様々な工夫と資源投入が必要であり,ジェネラリストとの協働や,ガイドラインの周知度,利用簡便性の向上などへの工夫なくして,その実現は不可能である.