著者
和達 三樹
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.36, no.11, pp.786-793, 1981-11-05 (Released:2008-04-14)
参考文献数
18

"解けるモデルは皆同じである." 古典論においても量子論においても, ソリトン系は無限個の保存量を持ち, ソリトンの振舞には共通の性質がある. また, 古典論において成功を収めた逆散乱法は量子場の理論にも適用でき, さらには格子系の統計力学における転送行列の方法をより簡単な形にする. "解けるモデルは皆同じである" という標語は, 完全積分可能系の「普遍性」とソリトン的自然観を提示しているのである.

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面白そう https://t.co/naXenz8fKZ
抽象的な数学だとあまり面白そうに見えないのに具体的に解ける対象がでてくると興味がわいてくると言う即物的で具象しかわからない馬鹿だと改めて劣等感を抱いてしまいます。わかりやすくて面白いです。https://t.co/Mszhzu9QMb
量子逆散乱法 和達三樹https://t.co/Mszhzu9QMb 読んでいてスイスイと理解できる独特の解りやすさを感じるのは私だけでしょうか?「驚くべきことに」なんて言葉がはいるあたりがいいのかもしれません。「私にわかりやすい論文は良い論文」って言ってみたくなります。

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