著者
堀江 秀樹 木幡 勝則
出版者
Japanese Society of Tea Science and Technology
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.89, pp.23-27, 2000-08-31 (Released:2009-07-31)
参考文献数
12
被引用文献数
2 1

シュウ酸は舌に残る不快味を示す。各種緑茶中のシュウ酸含量を調べたところ,玉露で1%以上,煎茶では0.9%程度,番茶・ほうじ茶ではそれ以下の値を示した。また荒茶を火入れ処理しても,処理前後でシュウ酸の含量は変化しなかった。シュウ酸は40℃程度の低温でも,浸出液中に溶出されやすかった。茶浸出液中のシュウ酸濃度が高ければシュウ酸味が強いとは必ずしもいえず,リン酸等他のイオンがシュウ酸味に影響するものと推察された。

言及状況

外部データベース (DOI)

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ものすごく高い茶葉を硬水で出さなければ問題ありません。 日本で硬水は沖縄くらいです。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/cha1953/2000/89/2000_89_23/_pdf それより今後の人生で健康診断を受けた時に、血液検査での尿酸値を気にするようにしてくださいね。尿酸が高くなると痛風になりますが、同時に腎臓の石灰化も起きやすくなります。 予防 ...

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@food_juggle @warabie_twitt 面白いですね! カフェインについては熱で昇華するみたいです。 https://t.co/PNfAGiNrDG シュウ酸については、「製造方法法ではなく、原料のシュウ酸含有量が少ない」とする論文を見つけました。(火入による可能性を考慮して実験してみたけど、減少しなかったようです。) https://t.co/oR12KgtFlm
参考:各種緑茶中のシュウ酸含量とその味への寄与 https://t.co/oUHX1LOCgC
ほうれん草並み、またはそれ以上にシュウ酸を含む各種緑茶中について。こちらもシュウ酸含量とシュウ酸味に相関なく、他成分で抑制されているとのこと。緑茶の良いところ注意すべきところ、日本人として知らねば。 https://t.co/3Df7UGinbr

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