著者
堀江 秀樹 氏原 ともみ 木幡 勝則
出版者
Japanese Society of Tea Science and Technology
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.91, pp.29-33, 2001-07-31 (Released:2009-07-31)
参考文献数
7
被引用文献数
8 4 8

キャピラリー電気泳動法を用いて,茶葉中の主要カテキン類,テアニン,カフェインの茶浸出液への溶出特性について解析した。主要カテキン類の中でも,エステル型カテキン類は遊離型カテキン類に比べて溶出されがたいこと,カフェインは低温では時間をかければ溶出され,また高温では極めて溶出されやすいことが明らかになった。
著者
木幡 勝則
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 = Japan analyst (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.51, no.7, pp.479-485, 2002-07-05
参考文献数
28
被引用文献数
1 1

緑茶研究に分析化学がどのようにかかわっているかを, 著者らの研究の一部である緑茶の主要成分と品質との関係及び不都合成分判別法の開発を中心に記載した. 緑茶の品質評価は, 依然として官能審査が主体であるが, HPLC法やキャピラリー電気泳動法といった機器を使用した品質評価法が一段と進展している. 中でも近赤外分光法は実用化され, 現場での普及が進んでいる. 不都合成分のうち, 白色粉状物質 (カフェイン) の同定には顕微FT-IR法が, 添加茶と発色茶の判別にはイオンメーター法が, またフェオホルビド含有量に基づく健全性の評価には独自に開発したHPLC法がそれぞれ用いられるなど, 目的に応じた分析法が開発されている.
著者
堀江 秀樹 木幡 勝則
出版者
Japanese Society of Tea Science and Technology
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.89, pp.23-27, 2000-08-31 (Released:2009-07-31)
参考文献数
12
被引用文献数
2 1

シュウ酸は舌に残る不快味を示す。各種緑茶中のシュウ酸含量を調べたところ,玉露で1%以上,煎茶では0.9%程度,番茶・ほうじ茶ではそれ以下の値を示した。また荒茶を火入れ処理しても,処理前後でシュウ酸の含量は変化しなかった。シュウ酸は40℃程度の低温でも,浸出液中に溶出されやすかった。茶浸出液中のシュウ酸濃度が高ければシュウ酸味が強いとは必ずしもいえず,リン酸等他のイオンがシュウ酸味に影響するものと推察された。
著者
堀江 秀樹 山本(前田) 万里 氏原 ともみ 木幡 勝則
出版者
Japanese Society of Tea Science and Technology
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.94, pp.60-64, 2002-12-31 (Released:2009-07-31)
参考文献数
9
被引用文献数
14 15

緑茶のカテキン類,ストリクチニン,カフェインを分析するための抽出法について検討した。2%リン酸水溶液で茶粉末を分散後,エタノールを等量添加して抽出する方法により最も高い抽出率が得られた。

1 0 0 0 OA 玉露のうま味

著者
堀江 秀樹 氏原 ともみ 木幡 勝則
出版者
Japanese Society of Tea Science and Technology
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.93, pp.91-94, 2002-06-30 (Released:2009-07-31)
参考文献数
8
被引用文献数
2

玉露浸出液中のアミノ酸及び有機酸を分析し,これに基づき,玉露のうま味のモデル液を調製した。このモデル液から,各成分を除去したときの味の変化を官能検査した結果,グルタミン酸,テアニン,クエン酸が玉露のうま味にとって重要と考察された。
著者
堀江 秀樹 氏原 ともみ 木幡 勝則
出版者
日本茶業技術協会(農林省茶業試験場内)
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.91, pp.29-33, 2001
被引用文献数
1 4

キャピラリー電気泳動法を用いて,茶葉中の主要カテキン類,テアニン,カフェインの茶浸出液への溶出特性について解析した。主要カテキン類の中でも,エステル型カテキン類は遊離型カテキン類に比べて溶出されがたいこと,カフェインは低温では時間をかければ溶出され,また高温では極めて溶出されやすいことが明らかになった。
著者
石井 一 木幡 勝則 佐藤 ハマ子
出版者
東北大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1989

1.4ーピリドン類の合成と確認図1でn=0,1,2,4,6,8,10,12のアルキル鎖を有する8種の4ーピリドン類を合成し、元素分析、IR、NMRスペクトル、融点測定を行って合成した化合物の構造と純度を確認した。2.抽出平衡の検討(1)合成した4ーピリドン類の酸解離定数(Ka)及び配定数(K_D)を求めた。Kaはアルキル鎖の長さを変えても変らないが、Kaはアルキル鎖中の炭本数(n)と共に増大し、両者の間にはlog K_D=0.52+1.42で表わされる直線関係が認められた。(2)レアメタルとしてIn,Pr,Eu,Ybを選び各4ーピリドン類を用いて抽出実験を行い、錯体の結合比、半抽出PH、分抽定数(K_<DC>),抽出定数(Kex),安定度定数(β_3)を求めた、その結果 いずれの金属にも1:3(金属:配位子)錯体としてジクロルエタンに抽出され、Kex,β_3 はアルキル鎖長による影響は認められなかったが、K_Dはnと共に増大することがわかった。3.抽出速度の検討上記金属の4ーピリドン錯体はジクロルエタンに容易に抽出され、速度はアルキル鎖が長くなるにつれ僅がづつ遅くなったが、いずれの錯体も数分〜数十分の振り混ぜて定量的に抽出された。抽出の速度論的な詳細な今後引き続いて行うつもりである。以上の結果より、本研究でとりあげた4ーピリドン系化合物は、金属に対する選択性は乏しいが、上述の4元素はもとより、いわゆる硬い酸に分類される金属(例えば、Al,Ga,Ti,Zrなど)の抽出剤としては有用と考えられる。