著者
志賀 裕二 金谷 雄平 河野 龍平 竹島 慎一 下江 豊 栗山 勝
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.418-423, 2016 (Released:2016-06-22)
参考文献数
26
被引用文献数
3 5

症例は53歳の女性である.不眠とうつ病で発症し,進行性認知機能低下,具体的な幻視,パーキンソン症状,イオフルパンSPECTで線条体への著明な集積低下,IMP-SPECTで後頭葉の脳血流低下などを認め,レヴィ小体型認知症(dementia with Lewy bodies; DLB)と診断した.亜急性に舌突出と咬舌が出現し救急入院した.レボドパ,ロチゴチン,ロピニロールの高容量投与で,ドパミンD1受容体が長期に刺激状態で,急激な増量で生じた舌ジストニアと診断した.また声門閉鎖を伴う喉頭ジスキネジアによる呼吸困難も出現した.抗精神病薬による薬剤過敏性およびレボドパ過剰投与などが関連した病態と推定され,致死的にもいたる症例であった.

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"DLB患者の脳病理では、黒質ドパミン作動ニューロン、尾状核のドパミン濃度が40-60%減少し、相対的なドパミン欠乏状態で、D2受容体ブロック作用の抗精神病薬を投与することで、錐体外路症状などの副作用が発生すると想定されている(https://t.co/DEXXx10CPe )。" https://t.co/UFjU0GCx9g
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"重篤な副作用が発生したDLB症例では、D2ブロック後の生理的反応であるD2受容体のアップレグレーションが充分に対応できない症例であるとされている(https://t.co/E9kXzls81O )。" https://t.co/FEFwJaGfPN
【メモ】"重篤な副作用が発生したDLB症例では、D2ブロック後の生理的反応であるD2受容体のアップレグレーションが充分に対応できない症例であるとされている(https://t.co/AlCZsUAr1z )。" https://t.co/y6e85vEOcw
【メモ】"DLB患者の脳病理では、黒質ドパミン作動ニューロン、尾状核のドパミン濃度が40-60%減少し、相対的なドパミン欠乏状態で、D2受容体ブロック作用の抗精神病薬を投与することで、錐体外路症状などの副作用が発生すると想定されている(https://t.co/8HO1Xldiqi )。" https://t.co/6iAlJvAMhA

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