著者
田中 椋 山口 敬太 川崎 雅史
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 (ISSN:1348592X)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.17-20, 2018 (Released:2018-07-25)
参考文献数
25
被引用文献数
1

近年の観光商業化は京都が本来持っている風物に少なからず影響を与えている。今後の景観政策は「京都らしさ」の本質的なあり方を継承するものでなくてはならない。本研究では明治-昭和初期の随筆を資料として内容分析を行うことで、近代化による京都の風物が変容する様を目の当たりにした文人が捉えていた「京都らしさ」の認識を明らかにし、その風物の型を示した。その結果、平安京以来の生活が息づく自然の中で歴史文化を眺めることで真価を味わうことができることが明らかとなった。また、(1)町並み景観、(2)夜の景観、(3)自然景観のそれぞれの風物の型を明らかにし、構成する性質を示した。

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