著者
山根 信二
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.197-204, 2016-01-01 (Released:2016-01-01)
参考文献数
64
被引用文献数
1

混乱するハッカー及びハッキングの理解を整理するために,本稿ではこれまでのハッカーのパブリックイメージがどのように形成されたのかをたどり,それらを史的展開の中に位置付ける.ハッカーの極端なパブリックイメージは時代ごとの不安が投影されていると考えることができる.これらはマスメディアによって作られただけでなく,計算機科学者や学会も役割を果たしてきた.更にハッカーに注目することで,これまでのコンピューティングの歴史を見直す新たな試みについて論じる.最後に今後の人材育成戦略についても取り上げる.

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@zR6KRDNuht3fy1Q hack/hackerの歴史をたどるとやたら長くなるので、、、と思ってぐぐったら良い説明(やはり長い
『マイコン大作戦』が抜けてますね。無権限アクセスが違法化される前の痛快少年ドラマ。 レビュー論文書いた時に引用しましたhttps://t.co/uiTm7IyUoz https://t.co/fKiwYp6lFG
スタンフォードCSのやばい報道は1980年代. Psychology Today誌で,スタンフォード監獄実験で有名な心理学者が大学のタイムシェアリングシステムで病んでいくハッカーたちを報告したhttps://t.co/uiTm7IyUoz 当時のネット文書『Real Programmers Don't Use Pascal』にもおもしろ報告として引用されてる https://t.co/oOeeZgbt6u
おもろい J-STAGE Articles - ハッカーの受容と史的展開 https://t.co/HSxvNITaxb
1976年に全米の大型計算機センターにいる「強迫神経症プログラマ,別名ハッカー」が報告され,1980年にサイコロジー・トゥディ誌では「ハッカー特集」が掲載されている https://t.co/uiTm7IgLar 映画『ウォーゲーム』以前のハッカーは心を病んだ学生と思われていたので,狂人扱いは正統派ハッカー https://t.co/VRLkv9yCGR
マッキンタイア『ポストトゥルース』納本.著者が使ってない「ソーカル事件」という言葉を訳者が挿入してないか? ソーシャルテキスト一派について,かつて私は「実際に報道されるハッカーとハリウッド映画のハッカーを同一視するのが新しい」と評価した(https://t.co/uiTm7IgLar)のを想起しつつ読む
@mhatta 俗語の語源を中世英語に遡るのは言語的アナクロニズムです.OEDでも中世英語起源の語義と米国俗語の語義を分けてる. 本家の戦前以来のハックの殿堂(https://t.co/A0U7zvZ8kV) を見ると笑いをとりにきているのだが,語源説がどんな文脈で出たかはこちら2章にまとめてます(https://t.co/uiTm7IgLar)
@Q47SM9 当時の報道がハッカーを悪名にしたこと(早野さんは物理学者だったので正統なコンピュータハッカー文化を知らなかった)、インチキなハッカー報道を誘発して国のハッカー人材育成を誤らせたことは間違いない. 「ハッカーの受容と史的展開」(2016)に書きました https://t.co/uiTm7IgLar
My Favorite Movie with Kevin Bankston and Malka Older: WarGames https://t.co/ELR9iphkW2 ワシントンで『ウォーゲーム』上映とディスカッション.この映画の特集記事でなぜかRMSに取材に行ったことで知的財産権をめぐる論争がはじまったことは解説記事に書いたことがある https://t.co/uiTm7IgLar
J-STAGE Articles - ハッカーの受容と史的展開 https://t.co/Vsi4RQfXKk
『コンピュータ新人類の研究』の元になったのはコンピュータ中毒の学生(ハッカー)が増えているというスタンフォード大学の研究です.そしてハッカーは精神異常であり犯罪者予備軍だという描写が広まりましたが、近年ようやくハッカーのまともな描写が増えてきた https://t.co/uiTm7IgLar https://t.co/VqvLTlp1XQ
https://t.co/VPWGkObbfH
山根 信二 (2016) 電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review “ハッカーの受容と史的展開” https://t.co/TYwfiWFLg8 2016年の掲載第1号。レビュー誌なので参考文献を多くしてあります
おっ,@shinjiyamane さんだ RT @twremcat: 山根 信二 (2015) _電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review_ … / “ハッカーの受容と史的展開” https://t.co/PHoj4qIH6g
山根 信二 (2015) _電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review_ 9(3):197-204 / “ハッカーの受容と史的展開” https://t.co/IGPGomTNqV

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