著者
内山 奈穂子 花尻(木倉) 瑠理
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.52, no.9, pp.855-859, 2016 (Released:2016-09-02)
参考文献数
26
被引用文献数
1

2011年頃から,危険ドラッグが関与したと考えられる健康被害や自動車事故等の他害事件の報告が急増し,大きな社会問題となった.2016年4月時点で,医薬品医療機器等法下,指定薬物として規制されている物質数は2,343物質であるが,その中でカンナビノイド受容体に対し作用を有する合成物質群(合成カンナビノイド)の数は最も多く,全体の約40%を占める(包括指定を除く).本稿では,合成カンナビノイドの流通実態およびその法規制について解説する.

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『危険ドラッグと合成カンナビノイド』 大麻の小委員もされてた花尻先生の論文。健康被害の事例も書いてあります。 品質管理されてない製品は、何の成分がどのように入っているか?異物混入などないか?も全くわからないんですよね。まさに危険ドラッグです。 https://t.co/uFfUvW3FHf
@postalGTA また合法カンナビノイドは危険ドラッグの成分でもありヤバいものの方が多いです。 https://t.co/JMR1FoQ9aL
@lovemoonbaby @ASAKOSAN1 ごめんなさい。合成THC単体ではなくて合成カンナビノイドとして禁止措置がとられている、ということです。 https://t.co/YoZiSWizhh ここでは合成しか取り締まりの対象としておらず、大麻取締法では成分の規制をしていないため、現場で混同されているのではないかと思われます。

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