著者
前島 伸一郎 大沢 愛子 棚橋 紀夫
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.21-28, 2012-03-31 (Released:2013-04-02)
参考文献数
41
被引用文献数
1 1

かつては Silent area と言われた前頭葉前野にも多くの脳機能が存在し, 人が生きていくために非常に大切な役割を果たすことが明らかとなってきた。前頭葉損傷では, 失語症や半側空間無視に加え, 記憶障害, 注意障害がみられる。また, 遂行機能障害に加え, 脱抑制や人格変化などの社会的行動障害, 発動性低下や無関心などの症状がみられる。前頭葉損傷を論じるためには, 前頭葉の機能解剖や病態生理を理解した上で, 詳細な評価を行わねばならない。ただし前頭葉機能検査の多くは, 限局した前頭葉病変に特異的な検査ではなく, 別の部位の損傷によっても低下がみられることもあるので注意が必要である。適切な評価を行い, 病状を正確に把握することは, 患者が快適な社会生活を送るための第一歩になると思われる。

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前頭葉損傷による高次脳機能障害のみかた 前 島 伸一郎 * 大 沢 愛 子 * 棚 橋 紀 夫 ** https://t.co/BeSYkTCF1I
adhdはそこに血がいっていないので前頭葉が十分な働きができていないのです。親のしつけの問題では多くの場合ありません。(事故や病気で前頭葉を損傷した患者にもadhd患者のような注意障害などの症状が確認されます) https://t.co/FhRpFvHBhw これにより、

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