著者
大喜多 紀明
出版者
大妻女子大学人間生活文化研究所
雑誌
人間生活文化研究 (ISSN:21871930)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.22, pp.147-158, 2012 (Released:2012-11-14)
参考文献数
9

本稿では,知里幸惠が編集・翻訳した『アイヌ神謡集』[1]に掲載されている13編のカムイユカㇻの内の5編をテキストとし,それらに見出される交差対句を紹介している.本稿における前提は,交差対句が,アイヌ民族における特徴的な修辞表現様式一つであるということである.本稿で紹介した交差対句の資料は,アイヌの生活文化を理解する際に有用な知見であると筆者は判断している.

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狐が自ら歌った謡「トワトワト」 小狼の神が自ら歌った謡「ホテナオ」 ……などの部分は『鳴き声かな?』と思ってしまいましたが、これはサケヘ(折り返し)と呼ばれていて本来その歌のなかで掛け声のように何度もリフレインさせて歌うのだそうです。 https://t.co/9a2ekvyW9O

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