著者
小山 秀紀 鈴木 一弥 茂木 伸之 斉藤 進 酒井 一博
出版者
公益財団法人大原記念労働科学研究所
雑誌
労働科学 (ISSN:0022443X)
巻号頁・発行日
vol.95, no.2, pp.56-67, 2019 (Released:2020-04-10)
参考文献数
33

本研究では昼寝を想定した椅子での短時間仮眠が睡眠の質,パフォーマンス,眠気に及ぼす影響を調べた。仮眠は昼食後の20分間とし,ベッドでの仮眠を比較対照とした。測定項目は睡眠ポリグラフ,パフォーマンス(選択反応課題,論理課題),精神的作業負担とした。分析対象は夜間睡眠統制に成功した6名(20.8 ± 1.6歳)であった。ベッド条件に比べ,椅子条件では中途覚醒数が有意に多く(p < 0.05),徐波睡眠が少ない傾向にあった。両条件で仮眠後に眠気スコアは有意に低下した(p < 0.001)。パフォーマンスは条件間で有意差はなかった。昼寝椅子における短時間仮眠は睡眠が深くなりにくく,ベッドとほぼ同様の眠気の軽減効果が得られることが示された。(図5,表8)

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (4 users, 5 posts, 2 favorites)

昼寝について ・20分から30分が効果的 ・午後の睡眠はいい利点がある ・机でうつ伏せより背もたれに寄っかかて  寝た方がいい ・ベッドと椅子では睡眠に大差はない だめ例は30分以上の睡眠 参考論文、動画 https://t.co/emGdpCZv3j ダイゴさんの動画 https://t.co/heYK85cdFQ
昼食後に昼寝のススメ 椅子で寝てもベッドで寝るのと眠気の軽減効果は同じ! ベッドで寝て、深く眠りすぎないように! https://t.co/voHa1TQh8k

収集済み URL リスト