著者
斉藤 幸子
出版者
社団法人 におい・かおり環境協会
雑誌
におい・かおり環境学会誌 (ISSN:13482904)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.363-379, 2013-11-25 (Released:2017-10-11)
参考文献数
18
被引用文献数
2

臭気公害における臭気質の評価は,苦情や快不快と関わりのある課題であるが,まだ十分な対策が検討されていない.本稿では,先ず,提示した悪臭を言葉で表現した場合の特徴について,次に,98のにおいの記述語に基づく日本の日常生活臭の類型について述べる.前者では,悪臭の表現には大きな個人差があることが示され,共通の記述語の選定が望まれた.後者では,悪臭も含む日本の日常生活臭の類型の数が,4から19まで階層的に得られ,臭気質の新たな評価軸として「安全—危険」が導かれた.最後に,環境臭気の臭気質評価のための記述語の選定方法について言及した.

言及状況

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@Deutschetsuoi 調べてみたら酸っぱい臭いっていう人が一番多いみたいね。 https://t.co/6KCHhoePQM
悪臭と日常生活臭を表現する(におい・かおり環境学会誌  44巻 6 号 平成25年 )https://t.co/ttZk0g15bl
>RT 家畜っぽいにほひが判らない。 ペットを室内飼いしているお宅は獣臭がすると聞くし やはりフン尿臭なのか飼料の匂いなのか。 通学途中にある畑には鶏ふんが撒かれていたらしくそれは臭かった。 やっぱり堆肥臭だろうか。。。 https://t.co/LZ8yrv5DPx
https://t.co/zuadvPMvAI https://t.co/NLY2LJ6axD 香りの表現ってこんなに多様性に富んでるんだな。

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