著者
井村 隆介
出版者
日本第四紀学会
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.161-168, 2016-08-01 (Released:2016-10-07)
参考文献数
14
被引用文献数
1

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震以降,日本各地で地域防災計画や防災教育の見直しが行われている.防災教育は,普段の学校の教育システムの中で無理なく行われることが望ましい.その実施のためには,専門家だけでなく,教員や保護者,さらには地域社会の協力が必要不可欠である.子供たちには,災害への直接的な対処法ではなく,自然現象に対する正確な知識と,各人がそれに基づいて意思決定をできるように教育することが大切である.子供たちが自然の仕組みを理解することは,災害時の対応だけでなく,将来の研究者を育てることにもつながる.

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井村先生 @tigers_1964 のご稿、あらためて拝読中。 日本の防災教育は、世界的にも先進性があるものだけど、311からの進展は、あまりない気がしている。さらに地震や津波に寄り過ぎの感も。 https://t.co/dfROJjlqYY
防災教育で何を教えるか? https://t.co/JddszHvDQp 子供たちには災害への直接的な対処法ではなく自然現象に対する正確な知識と各人がそれに基づいて意思決定をできるように教育することが大切である
J-STAGE Articles - 防災教育で何を教えるか? https://t.co/qsTk1oLEvz
第四紀研究に書いた↓ 「防災教育の一環と称し,地域 のお年寄りや幼稚園・保育園児の避難を中学生や高校生 が手伝ったりしている訓練が各地の学校で行われたりし ているが,これは即刻やめるべきである.」 防災教育で何を教えるか? https://t.co/YWgCmDIdBl
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