著者
山住 賢司 籠宮 隆之 槙 洋一 前川 喜久雄
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.61, no.6, pp.303-311, 2005-06-01 (Released:2017-06-02)
参考文献数
23
被引用文献数
2

『日本語話し言葉コーパス』に収録された音声を用い, 講演音声の特徴を捉える印象評定尺度の構築を試みた。まず先行研究等で用いられた評価語を収集すると共に講演音声を実際に聞かせて印象を自由記述させたデータからも評価語の抽出を行った。計52項目の評価語を候補として選出し, 50名規模の評定者を用いて印象評定を2度実施した。得られた印象評定データに対して因子分析を行い, 評価語の絞り込みを行った。その結果, 上手さ・好悪・速さ感・活動性・スタイルという五つの特徴を測る尺度が完成した。各尺度の信頼性はいずれも高く実用に足るものであった。

言及状況

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こういう論文を見つけた。CSJを分析したもの。 「工学系学会ではメモを用意する講演者が半数以上を占めているが,一方人文 ・社会学系学会では工学系に比べて原稿を用意して読み上げる講演者の割合が多くなっており40%近い。」(p.303) 講演音声の印象評価尺度 https://t.co/SSHjohLk9k
印象対する評価 定量化するにはめっちゃ参考になったhttps://t.co/Id4wPwIWgI https://t.co/1jznrbJ5em https://t.co/EKPHCIkovP

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