著者
山田 歩
出版者
行動経済学会
雑誌
行動経済学 (ISSN:21853568)
巻号頁・発行日
vol.12, no.Special_issue, pp.S41-S44, 2019 (Released:2020-03-17)
参考文献数
9

ナッジはしばしば理性ではなく直感に働きかけ意思決定を操作する.本研究は,意思決定者がナッジによる操作をどれほど自覚しているのか,また,ナッジを開示することがナッジによる操作からの離脱を可能にするのか,の2点について検討した.実験1は,デフォルトの影響力を意思決定者の多くが自覚しないことを示した.実験2は,デフォルトを開示しても,意思決定者の多くはデフォルトから受ける影響力を認めないこと,また,意思決定を修正しないことを示した.これらの知見がリバタリアン・パターナリズムにおいて持つ意味について考察した.

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おはようございます。 マスクは条件付けによって訓練、と英国の分析。 https://t.co/Pe2uhoTgj0 ナッジ理論による条件付けを、離脱するのは困難な様相。 https://t.co/aYBOWtYmte 日本マスク真理教の先行きに朗報はあるか? いってらっしゃい、気をつけて。 素敵な水曜日を!
山田歩(2019)「意思決定者はナッジによる操作から逃れられるか」『行動経済学第13回大会プロシーディングス』12巻Special_issue号,pp.41-44. https://t.co/Ncjw80Xfxz https://t.co/Ft6n2hUuNZ

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