著者
岡嶋 研二
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.105, no.5, pp.285-293, 2010 (Released:2012-02-24)
参考文献数
25

インスリン様成長因子–I(IGF–I)はほとんどの組織で発現し細胞の分化や成長,機能維持に重要な役割を演じる。著者らは知覚神経を刺激することによりIGF–Iの産生が増加することを見出した。これらの所見を基に,日本酒による美肌効果はその中に含まれるα—グルコシルグリセロール(α GG)が知覚神経を刺激し,IGF–Iを増加させるために発現することを突き止めた。本稿ではIGF–Iの生体内機能について詳細に解説して頂いた。更に日本酒がもつ美肌効果,認知機能の改善,抗うつ効果に関し実験データを基に解説して頂くと共に,赤ワインやビールにも認知機能改善などの効果が期待できることについても触れて頂いた。

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てことで、引き続き私の仕事じゃないはずの調べ物作業をしているのですが(しつこい)、やっぱりちゃんと信頼できる資料を読んでみると面白いですね。良い勉強の機会としよう(白目) "百薬の長”の効能のメカニズムを探る(岡嶋研二) https://t.co/tk5EKdnGD7
適度な日本酒はお肌(赤ワインやビールは認知症やストレス)に良い説の論文 https://t.co/ExkL59THI5

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