著者
細井 知弘
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.98, no.12, pp.830-839, 2003-12-15 (Released:2011-09-20)
参考文献数
61
被引用文献数
5 4

プロバイオティクス (probiotics) とは,「宿主の腸内菌叢のバランスを改善することにより, 宿主にとって有益な作用をもたらす生きた微生物, 並びにそれらを含む食贔」と定義される。プロバイオティクスの効果としては, 腸内菌叢の改善, 腸管感染症下痢症の改善, 便秘の解消, 免疫機能向上, 血圧低下などが報告されている。ここでは, 腸内菌叢と腸管免疫システムについての概説と, 大豆発酵食品である納豆に関与する納豆菌や納豆のプロバイオティクスとしての作用について, 解説していただいた。

言及状況

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[アンチエイジング][腸内環境] 2003年 納豆が腸内環境を改善する

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免疫システムの複雑さを知らずに「〇〇食べて免疫力アップ!」なんて軽々しく断言できないのよね…。免疫システムを理解しようとして何度も挫折してる。 出典:https://t.co/vYGqVGawjF https://t.co/enxLflJN4l
納豆菌のようなバチルス属の好気性細菌が人間の腸内環境にとってプロバイオティクスとして有効なのか?について、良い文献を発見したのでシェア。2003年のものだけど、わかりやすい。そしてやっぱり免疫系って難しい。 https://t.co/vYGqVGawjF

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