著者
貴島 晴彦 押野 悟 吉峰 俊樹
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.229-235, 2016 (Released:2016-03-25)
参考文献数
30

非痙攣性てんかん重責 (NCSE) は, 高齢者人口の増加に伴いその発病頻度が増加していると考えられている. NCSEは治療予後が良好でないケースも多く, また致死率も高い. しかし, その症状や脳波所見は多彩であり, また原因となる疾患も神経疾患や代謝性疾患もあり幅広い. 臨床症状と脳波所見が診断の中心となるが, その定義やガイドラインは確立されていない. 本稿では, NCSEの理解を深めるため, その疫学, 原因疾患, 診断, 治療を概説するとともに, 日常診療で遭遇した1例を提示する.

言及状況

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@BiwakoHPDr 失礼致します。NCSEの可能性はいかがでしょうか?非特異的な意識障害の高齢者では時々あるようです。厄介なことに単回の脳波検査では診断困難で24時間ビデオ脳波でも80%程度の診断です。疑ったら抗てんかん薬を入れても許されると考えます。https://t.co/cX5DyejxKz
"非痙攣性てんかん重積の病態と治療" GCSEだけじゃないのよ.... https://t.co/e4VYzuHZFj
1 1 https://t.co/EUsn9beMf0
非痙攣性てんかん重積の病態と治療 https://t.co/YLAlyhgzUJ

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