著者
中野 政尚
出版者
一般社団法人日本保健物理学会
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.17-25, 2021-03-31 (Released:2021-05-26)
参考文献数
33
被引用文献数
1

The Tokai Reprocessing Plant is the first reprocessing plant in Japan which started hot test in 1977, and had reprocessed 1,140 tons of spent nuclear fuel by May 2007. The gaseous and liquid radioactive wastes have been discharged to the environment. Since iodine-129 (129I) is one of the most important nuclides for the long-term environmental impact assessment. Therefore, 129I in the exhaust and effluent has been controlled, and precise analysis methods of 129I in the environmental samples have been developed, and the concentrations of 129I in the various environmental samples have been investigated. This report presents an overview of these activities. Not limited to 129I on the reprocessing facilities, it is essential for nuclear operators to reduce the amount released to the environment in the spirit of ALARA, and to continuously develop the further upgrading environmental monitoring methods and evaluation methods in order to foster a sense of safety and security among residents living in the vicinity of the facilities.

言及状況

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https://t.co/4oFDAowqbE 倒壊再処理施設さえこのざま 東海再処理施設と環境中のヨウ素 -129 (2021 年 1 月 14 日受付) (2021 年 2 月 15 日採択) Iodine-129 in the Tokai Reprocessing Plant and the Environment DOI: 10.5453/jhps.56.17 中野 政尚*1, # Masanao NAKANO*1, # https://t.co/DMAdR2KdS2
#SDGs を伝えるメディアだけれど.. 二酸化炭素リミットで何を学んだの? 東海再処理施設と環境中のヨウ素-129 中野政尚 20頁の赤に日本再処理委託分も https://t.co/0LlCAonxkz ↓#原発の温排水 報道しないね https://t.co/7cr3madJ6R #IAEA が言ってるのは結局これ↓ https://t.co/FdjjUB4zoy
@nobu_akiyama 「専門家は「海では、沖合に広がるにつれて濃度は薄まるが、たくさんの量が流れれば、それだけ将来の濃度も高くなるので、汚染水の流出を早く止めなければならない」と指摘」 東海再処理施設と環境中のヨウ素 -129 https://t.co/viyHKEQomL
微量元素についてのデマが不発に終わったようで。どういう話なのかを調べると見つかるのはありがたい。 » 東海再処理施設と環境中のヨウ素-129 https://t.co/EhbmyuLjfm
東海再処理施設と環境中のヨウ素-129 https://t.co/nDPSCDNplo には 〝摂取すると体外へ排出されにくいため129Iを吸入摂取した場合の実効線量係数(Elemental,Adult)は9.6×10E–8Sv/Bqであり,β線放出核種としては比較的大きい。〟とある. (10の-8乗の表現はタイプし直し)
「公衆の受 ける線量は海洋放出の方が大気放出よりも 2 桁低くなっ ている」 東海再処理施設と環境中のヨウ素 -129 https://t.co/vBOR0wN0U5
ヨウ素129の実効線量係数はかなり高い。 0.096μ㏜/㏃ (成人) 以下の文書よりマイクロシーベルトに換算 2021年 東海再処理施設と環境中のヨウ素 -129 中野 政尚https://t.co/Y29VXAXBMW 検索でなかなか出てこないヨウ素129の実効線量係数。 例 ストロンチウム90 0.028 セシウム137 0.013
論文によると、東海再処理施設の場合、1年あたり 27 GBqの I-129 を海洋放出した時に公衆が受ける被ばく量は、1年あたり 0.67 μSv(実効線量)と評価されたそう。計算には海藻類の摂取も考慮されているらしい。 論文(無料): 東海再処理施設と環境中のヨウ素-129 https://t.co/0MgCLWhbpK
生物濃縮を心配するならI-129やと思うで。参考になりそうな文献があった。 >東海再処理施設と環境中のヨウ素 -129 https://t.co/j2DKo3FuIa
@jun_makino 「10^15オーダーBq」は勘違いだった 10^13 Bqのオーダーのようで https://t.co/vddqF0uDCR いずれにしても、「既に多く出してるんだから、追加で少々出してもいいだろう」という考え方はダメだけど、新たに福島の処理水から放出されるI-129の影響があるかと問われれば、その可能性は低いんじゃないかな
ヨウ素129は核燃料の再処理施設(主にフランスのラ・アーグとイギリスのセラフィールド)からの排出が多く、100倍以上の海水で告示濃度の数百分分の1以下に薄められたヨウ素129は数km以内で日本周辺のその他海水と濃度は変わらなくなり濃度が高い欧州沿岸を超える事は無いだろう https://t.co/26BScNTdfq https://t.co/WNOFLLJLI9
2005年にはすでに大西洋で自然濃度より4桁以上高かったそうですし、拡散・蓄積状況のモニターを続け、もし「年間被曝総量への寄与」が無視できなくなりそうなら世界的に基準を見直すことになるでしょう。 https://t.co/VVM09B7LpY https://t.co/cwJifpiLz3 https://t.co/Jnb1px3Oo7
@medeteeena @go_phoenix @fukiyanotokusan @hiroshimilano 又、記事中では残留核種の半減期の長さも殊更強調されていますが、我々ヒトの体内にあるカリウム40の半減期は約13億年です。 その他記事中で言及されていた核種についてですが、 ・ヨウ素129: 東海再処理施設から排出されています。エビデンス↓ https://t.co/tZmdk8TjVo 続→
放出予定の福島のタンク水総量を1000倍してL換算して今回放出前に測定したヨウ素129の濃度を掛けると 1,345,072㎥×1,000×2.0Bq/L = 2.690144×10^9Bq で、この量放出して大丈夫なのかと思ってたけど、2007年までの米欧中旧ソの再処理施設の各放出量は10^11Bqオーダーだった https://t.co/ww4YXpnFcU
@ishiitakaaki @drhiromi ラ・アーグは原発じゃなく世界の原発の燃料棒の再処理施設なのでトリチウムだけじゃなく、ヨウ素129など炉心(デブリも同じ)に接した様々な核種の放射性物質含みの排水の海洋放出も、今回の福島第一原発からの処理水以上にしてる https://t.co/26BScNTdfq https://t.co/fneNdECEqa
@koichi_kawakami ヨウ素129 https://t.co/1WrJ6kahzb https://t.co/26BScNTdfq
人工的に作られたヨウ素129は、崩壊量 < 投棄量 の関係が保たれたまま海洋に投棄され蓄積されて行くんだけどね…。 56-1.indb - 56_17.pdf https://t.co/2IeCizwwyK https://t.co/7SLJJ6FSPn
56-1.indb - 56_17.pdf https://t.co/2IeCizwwyK https://t.co/VPwn98SX2R
ヨウ素129のモニタリングは継続されているのだろうか? 「残念ながら中評自体は原子力規制委員会には引き継がれなかったが,外部有識者等の意見を尊重して環境モニタリングに取り組むことが重要である」 https://t.co/2IeCizwwyK https://t.co/KrjrPTbuvP
何十年か何百年か、毎年この状態が続くのに? 56-1.indb - 56_17.pdf https://t.co/hU9nP5Ga14 https://t.co/kJTEKQP9ME
海洋放出で海水中の濃度はこんな感じになるそうな…で、更に海藻がヨウ素129を濃縮してくれるオマケ付き…。 56-1.indb - 56_17.pdf https://t.co/hU9nP5Ga14 https://t.co/GLqcqmt9U8
濃度分布はこんな感じだそうな…1Fの海洋放出で上乗せされる事になり、放出元の海域濃度も比例して上がる…海藻を食べる機会の多い日本人には致命的だな…。 56-1.indb - 56_17.pdf https://t.co/hU9nP5Ga14 https://t.co/sfW0HVImsy
全て均等に行き渡らせる方法が有れば、の話だね…。 56-1.indb - 56_17.pdf https://t.co/hU9nP5Ga14 https://t.co/r2hoL386Xt
@ahare_asayaka ヨウ素129を海洋放出していたし、今後福島から海洋放出する総計(あとで計算載せる)より多くのヨウ素129を欧州の英国のSellafieldや仏のLa Hagueは2007年までにすでに海洋放出してるでしょ?トリチウム同様、ヨウ素129も何で福島の海だけ特別に危険視するの?恨みでもあるの?」 https://t.co/26BScNTdfq https://t.co/1QNs8GK3G6
ヨウ素129の行方 ヨウ素129は再処理施設から恒常的に放出されており、海洋放出量の多い英仏の再処理施設に近い大西洋北東部の濃度が比較的高いが、IAEA&ICRPお墨付き問題なし https://t.co/mGgZqWB92h
@makomelo 自然界で生成されるヨウ素129はわずかでも、過去の核実験と現在も動き続ける再処理施設から放出されたヨウ素129が海水には沢山(今回の福島からの処理水に比べて)存在しているようですよ (参考) 東海再処理施設と環境中のヨウ素129 https://t.co/26BScNTdfq https://t.co/EHx1KpHzk2
@makomelo 気がするばかりじゃしょうがないので調べてみると (参考)東海再処理施設と環境中のヨウ素 -129 https://t.co/26BScNTdfq もともと海洋中のヨウ素129は濃度の濃い太平洋の北米沿いや大西洋の欧州沿いで0.001〜0.01Bq/㎥、日本沿岸で0.001〜0.0001Bq/㎥(=0.01〜0.1Bq/L) 存在しているようで→ https://t.co/nuFJE2Vfii

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