著者
宮城 俊作 木下 剛 霜田 亮祐
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.703-708, 2000-03-30 (Released:2011-07-19)
参考文献数
7

1950年代後半から60年代にかけての約10年間に日本住宅公団によって開発された初期の住宅団地では, プレイロットの配置と施設設計が造園に関わる業務の中心的な課題のひとつであった。これらの業務を遂行する過程において試行され検証された設計理論の構造を明らかにするとともに, この時期に首都圏において建設された10件の住宅団地を対象とした調査と分析を通じて実証的な検討を行った。初期の公団住宅におけるプレイロットの設計思想は, 戦後日本における造園モダニズムの基点のひとつを形成するものであり, 同時に民間プロパーにおける造園職能の確立を促すものであったことが確認された。

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