著者
宗澤 岳史 伊藤 義徳 根建 金男
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.123-132, 2007-09-30 (Released:2019-04-06)
被引用文献数
4

入眠困難にかかわる認知的要因のひとつとして、入眠時認知活動(pre-sleep cognitive activity:PCA)は重要な役割をもつとされる。本研究は、PCAの程度を測定する指標として、入眠時認知活動尺度(the Pre-Sleep Cognitive Activity Scale:PCAS)の作成と信頼性、妥当性の検討をおこなったものである。PCASは、因子1:ネガティブな考え事・感情、因子2:眠れないことへの不安、因子3:眠れないことがもたらす影響への心配、の3因子で構成されており高い信頼性が認められた。また、他尺度との相関を検討することにより妥当性の確認をおこなった。本研究結果は、PCASの信頼性と妥当性を示すものとして十分なものであった。本研究で作成されたPCASは、今後の入眠困難の認知的側面の研究に、その有用性が期待できる。

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【掲載論文】宗澤 岳史, 伊藤 義徳, 根建 金男, 大学生を対象とした入眠時認知活動尺度の作成と信頼性・妥当性の検討(資料), 行動療法研究, 2007, 33 巻, 2 号, p. 123-132 https://t.co/e66XrGi5lf
【掲載論文】宗澤 岳史, 伊藤 義徳, 根建 金男, 大学生を対象とした入眠時認知活動尺度の作成と信頼性・妥当性の検討(資料), 行動療法研究, 2007, 33 巻, 2 号, p. 123-132 https://t.co/e66XrGiDaN
【掲載論文】宗澤 岳史, 伊藤 義徳, 根建 金男, 大学生を対象とした入眠時認知活動尺度の作成と信頼性・妥当性の検討(資料), 行動療法研究, 2007, 33 巻, 2 号, p. 123-132 https://t.co/e66XrGi5lf
【掲載論文】宗澤 岳史, 伊藤 義徳, 根建 金男, 大学生を対象とした入眠時認知活動尺度の作成と信頼性・妥当性の検討(資料), 行動療法研究, 2007, 33 巻, 2 号, p. 123-132 https://t.co/e66XrGi5lf

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