著者
笠松 慶子 鈴木 哲 辛島 光彦 泉 博之 神代 雅晴 二宮 理憙
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.125-131, 2004-06-15 (Released:2010-03-15)
参考文献数
11
被引用文献数
2 2

本研究では, 月経周期の月経前期, 月経期および低温期の三つの時期において2種類の実験作業における作業パフォーマンスと月経随伴症状の違いについて検討した. その結果, 単純反応型作業での総作業量と反応時間においては月経周期の時期の影響を受ける傾向があり, 低温期では他の二つの時期に比べて作業パフォーマンスが高いことが認められた. 状況対応型作業では月経周期の時期の影響は認められなかった. 月経期には身体的な変化, 月経前期には精神的な変化が強く現れた. なお, 本研究の被験者は7名と少数であり, 限定されたデータから得られた結果である.

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https://t.co/zl8Lc3AV1H… >低温期よりも月経前期に作業パフォーマンスが低下しており,単純反応という感覚・応答反応系に影響を及ぼすことが認められた。 n=7だけど月経周期によるパフォーマンスの変化はこっちのほうがまともな論文だと思う。
https://t.co/734OabTMWp 生理中より生理前の方がパフォーマンス落ちるのは初めて知ったわ

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