著者
Jørgen G. Nielsen 町田 吉彦
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.1-5, 1985-05-30 (Released:2010-06-28)
参考文献数
10

ソコオクメウオ科のBarathronus maculatusミスジオクメウオ (新称) を再記載した.本種は南アフリカ産の1個体にもとづきShcherbachev (1976) により記載されて以来, 同地域から1個体の追加報告があるのみであったが, 本研究でマダガスカルから1個体, 日本から2個体が新たに追加された.本種は頭部から背鰭前部にかけてと体側が濃い褐色をおびること, 陰茎の基部の背腹側にそれをとりまくclasperがあること, 腹膜が青色をおびること, 陰茎の基部にbulbがないこと, 口蓋骨歯がないこと, 脊椎骨数が74~77個であることを特徴とする.本種の完模式標本を初めて図示するとともに, 本種の交接器の特徴について言及し, 近縁種についての若干の論議を行った.

言及状況

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ミスジオクメウオのはどうなんだろうと思ってたら出てきた 軟骨魚類の交接器(クラスパー)と扱いは違うのかな? https://t.co/4iYqQJekTw

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